今さらシリーズ・・・「スターウオーズ」全作一気制覇!! | ネオ・ビジョンかわら板

今さらシリーズ・・・「スターウオーズ」全作一気制覇!!


スターウオーズ

今さらシリーズ。


実は、年始のお休み中に、スターウオーズシリーズ・フィルムマラソン敢行!

ほぼ24時間でエピソード1から6まで、一気見しちゃいました。


自分は小学校5年くらいかに、今でいう「エピソード4」、スターウオーズの処女作を見た口で、次の「帝国の逆襲」をテレビで見たくらいで、それ以降の作品は、まぁ深追いせんでもいいかな、つーんで見てませんでした。


んで、そんな積極的に見ないまでも、いちおー完結したら、テキトーな時間にまとめて見とくかな、ぐらいの気持ちはありましたが・・・・全作品見終わって、いや、なるほど。さすが、でしたね。


よくもまぁ、こんだけ長い話の、整合性をもたせたもんだ、つーのがまずひとつ。自分は、文字通り「スターウオーズ」=「宇宙戦争」、その設定自体が魅力の映画なんだろーな、と思っていましたが、実は、

「ダースベイダー物語」、つー、人間ドラマとして、結構、骨太、な骨格の映画でした。今さらならが、素晴らしいす、ジョージルーカス。


でも、話の整合性はもちろんあるんだが、自分は1~6、という順番、物語の中の時間軸どおり見たわけなんですが、1~3、と4~6、はなんとなくトーンが違う気がしましたね。


4~6は、基本スペースオペラ。これだけ見たら、単純な勧善懲悪、と捉えられても仕方ないんではないか、という内容で、はっきり言って、物足りない。乱暴ですが、底が浅い、といえるんではないか(スターウオーズファンに怒られるのは承知です・・・)。


しかし、1~3は、よりシリアスな、なんというか、複雑な余韻を感じさせてくれるものでした。


「共和国」VS「帝国軍」、という対立が、単純な「善」VS「悪」にはなってない、感じ。


物語の進行とともに、主人公であるアナキンの中に、そして人々の間に、徐々に猜疑心や不安が増殖し、「暗黒面」に支配されていく感じ。


それは、なんとなくデジャブを感じるものでした。


その具体的な正体というのが・・・(これは先にUPした一色氏のブログにも同様の記事があったのですが)・・・あの911からイラク戦争への、あのアメリカの一連の動き、だったりします。


得体の知れないもん(テロやイスラム原理主義?自分とこの、銃社会?)への恐怖心や猜疑心が、ある固定的かつ絶対的に(見える)価値観(自由?神?民主主義?)に支配され、無用な争いを生む・・・みたいな・・・


なんか、解決への糸口のなさ加減を感じる「3」のエンディング。

後に続く4~6が、能天気なハッピーエンドで、何の解決の糸口もないのと比べると、あまりに暗いエンディング・・・


それが現状、ルーカスの出した結論なんでしょうか・・・


まぁ、ルーカスが意識してたかどうか、は、あまり深く調べてない現状では、なんともいえないけど、

1~3、を通してみれば、、今日のアメリカの置かれている状況は、感じることができました。



そういう意味で、スターウオーズ、侮りがたしです。今まで見なくてすみません、な気分です。


以上。