教育基本法改正ですね・・・ | ネオ・ビジョンかわら板

教育基本法改正ですね・・・

昨日終了間際に、あわてて観に行った、今や本気で敬愛する監督の一人、クリントイーストウッド監督の「父親たちの星条旗」について。

9月頭に見て、久しぶりに心揺さぶられた邦画、西川美和監督「ゆれる」。

さすが巨匠、えぐい表現、下品な表現多いのに、なぜこうも格調高い作品になるのか、ペドロ・アルモドバル監督「バッド・エデュケーション」。

ついでにやりすぎではずしていた北野武「TAKESHIS」。


そうした最近見た映画の感想を、まとめて書いていこうかな、と思っていたらば、ついにいつもの強行・拙速採決「教育基本法改正」・・・


だめです。不愉快極まりないです。


「タウンミーティング」で、これだけ国民を欺いた政権が、国体を支える「教育」について、単独で採決を採るか、普通。

「郵政造反組」を、いともあっさり政権維持のために、ポリシーなく受け入れる政権が、教育に関してどういうポリシーを持つ?

「美しい国」・・?誰がこの政権に本気で期待するのでしょうか・・・



真剣にこの国のことを憂う若者が、この政権が押し付けてくる「国を愛する心」やこの国のあり方に、疑問や反感をもったとして、それを発露することは、今後の教育の現場では、有形・無形の形で、封じ込められていくのでしょう・・・心配しすぎでしょうか?


しかしながら、たかが国旗や国歌の問題で、有形でなかったはずのものが、教員・校長の解雇、当事者の自殺を生む、といった重苦しい「制度」と成り果てた事実をかんがみて、みなさん、近い「未来」を「想像」することは可能でしょう。


ついでにいっておきたいのは、飲酒運転の共犯として、一緒に飲んだ連中はもちろん、飲食店関係者まで罪を問われてしまうこと。

 

新しいコンピューターソフト「WINNY」の開発者が、著作権侵害の首謀者?として罪を問われること。

 

これら一連の動きは、「共謀罪」とかなりの範囲でリンクしているのが、また非常に気持ち悪い。


さらに、自分がこうして書いているブログ。そして特にコミュニティ・マイミクといった認証制のシステムを設けている「ミクシー」。

「共謀罪」を問うには、格好のシステムであることは、意識すべきことかもしれませんね。


とにかく、来年の衆院選。忘れることは時に大切なことですが、この時期に連中が、「教育」にふさわしくないことをやったことを、忘れないでいたいものです。先のイラク戦争で、何万人ものイラク人を殺してしまった小泉政権(間接的に、ではない、と自分は思う)を、いともあっさり忘れてしまった私たち。もう、やですよ、ほんと。



PS:最近ミクシー、やっていますが、そこでの友人たちにも、こういう見逃せないことを、語り合えたらなと本気で思っています。  みな各人それぞれに、思うことはあると思います。会社内で政治的・社会的な話をするのはなかなか難しいと思いますが、こういう自由な場所で、自由に発言していくのは、決して無意味でも、無駄な作業でもないはず。確かに、その主張が互いに食い違いがある場合、友人関係に多少のほころびが出る可能性もOではないでしょう。でも、そういうことをきがねなく自由に語り合えるのが、恥ずかしげもなくいうと「友人」なんでしょう。だからこそ、何をどう考えているのかを、知りあいたいなと、思っています・・


こんなことばかり言っているから自分は会社の上司に「おかぽん君は、遅れてきた青年みたいだねぇ」と言われちゃうんでしょうね。



ふぅ。多少の自己嫌悪もこめて。