参院選を前に思うこと・・す | ネオ・ビジョンかわら板

参院選を前に思うこと・・す

さて、あと5日で参院選ですね。

先の記事でも書いたとおり、「選択の自由」、がんばって行使しましょう!!


で、自分は間違いなく、自民党には投票しません。


もちろん良心的な候補者も自民党の中にいるかもしれませんが、その前に一度シャッフルしないとこの予想以上の速度で進む悪状況が変わらないので。

こういうこと書くのは痛い、といわれるかもですが、言いたいもんは言いたいです。



で、その理由をつらつら、事実関係違うとこもあるかもですが、その際はご指摘を。


で、まずつい最近知った情報をひとつ。


現政権の姑息な手口をひとつ告発。


●それは、自分たちの「選択の自由」を、なるべく行使させないようにしているという民主主義にあるまじき行為を行っています。


http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200707/sha2007072109.html


当初選挙日が7月22日だったのを、国会の会期延長を理由に延期したのはご存知の通り。その理由は、間をおいたほうが「年金問題」への国民の批判熱!が醒めるだろうというのは、明白ですよね。そのための選挙資金が膨大な額(対応する自治体に使われる税金も含め)になることも無視してね。で、さらにもうひとつの理由は、梅雨も終わり本格的なレジャーシーズンの真夏なら、遊びに出かける人たちが多く、投票に行く人が少なくなるから、ですね。


で今度は、全投票所の30%近くの投票時間を短縮するという手口をとりました。

言い訳としては、「市町村合併などで選挙区が拡大し、開票に時間と金がかかるから」だそうですね。


ほんとの理由は・・・夜8時までなら、多少遠出しても投票に間に合う時間に帰れるけど、その投票時間を短縮することで、投票する人が間違いなく減るから、でしょう。間違いなく。


昔、おろかな森元総理がおっしゃった「無党派層は寝ていてくれれば・・・」。おんなじですね、現政府の目論見は。


なめられたものです。「選択の自由」の恣意的な制限を、30%以上もの投票所で行う暴挙。上記森発言は、民主主義なんぞいらん、といってるようなもんですが、今回のやりくちも、同様です。



●で今回の選挙の一大関心事「年金問題」。

社会保険庁の怠惰はもちろん大問題ですが、与党の提示する社会保険庁の解体・「半民営化」。

ほんとに・・・ばかか?年金事業は、国が国たる所以となるほどの重要な事業ですよ。

国民の「人間らしい生活」を保障するための年金制度。それを民間(身分はほぼ公務員ですが・・)にアウトソーシングさせる?

「小さい政府」が善のように語れるが、国民の生活を守るための施策を、民間に投げ、責任を放棄しようとする。

信じられないです。アメリカみたいに弱者は救急車も呼べない社会にしたいのかね。



●同じことですが、住民税と健康保険税。

おかしいですね。これまで収入にあわせ累進課税として、税額が確定していたのが、貧しいものも富める者も一律の税率。「格差の是正」「再チャレンジ」を歌う自民党。是正にならないのは一目瞭然です。



●さらに「障害者自立支援法」。

これは仕事でも関連して取材したことがありますが、障害者の授産施設は、まさに悲鳴をあげています。

要するに、まだ障害者が社会で働ける環境も整わないうちに、「応益負担」で、障害者の生きる権利を阻害する

この法律。まさに悪法です。


http://www.syougaisya.com/


●同じ問題は生活保護・母子家庭の支援策にも現れています。


http://www.news.janjan.jp/area/0707/0707149038/1.php


たぶん政府はこれすべて「再チャレンジ」のつもりなんでしょうね・・



●ワンコールワーカー・ネカフェ難民・マック難民の問題・・・


小泉政権下で行われた派遣法の改正、が大きな要因ですね。これも。

ごく限られた専門職に適用された派遣さんが、ほぼあらゆる職場で安く、必要な時だけ雇える派遣さんを雇うことができるようになりました。その結果、利潤追求が命題の企業は、金のかかる社員さんは雇わず、使い捨てできる日雇い派遣さんでまかなうようになり、大変な利益を得ました、と。

その結果、雇用機会は制限され、ワンコールワーカーでしか働けない人たちが増えてしまったわけですね。


●その上「ホワイトカラー・えぐぜぷしょん」ですね。これたぶん自民党が勝ったらまた実現しちゃいますね。間違いなく。また日本の制度にあわないでしょ、これ。


まぁこれらはひとまとめにすれば、弱者はそのまま。強者は強者のまんま。のための法律。増税は、弱者のために。それが自分の基本です。



●進まぬ司法改革・・・これもほんとやになるんですが。「拘禁2法」の問題が、自白偏重の冤罪を生むことはもう明白でしょ。なにに逆にこれを強化しようという法律が成立しそうになっております。


あと国が被告になる裁判。必ず高裁・最高裁になると、原告敗訴になりますよね。どうして?というのは、三権分立なんてお題目になっているから。だって裁判官を行政官庁に出向させる制度があるんですから。国の立場になって考える癖つけなきゃ、裁判官として出世できないんですもの・・・


http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/hannkenkouryuu.html

※データ古いけど。


先日テレビで「横浜事件」のドキュメントやっておりました。国は原告に裁判する権利さえ与えてくれないのですね・・・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6



※おまけで光市母子殺害事件。死刑廃止は論じられてしかるべきだと思いますが・・どらえもん。復活の儀式。

これでは司法・検察側の思う壺じゃないか。弁護士不信をあおるだけではないか・・・したり顔でコメンテーターやる元裁判官や検察の姿が、悔しくなってしまいます。罪は罪。無茶な論理で弁護士の力を弱めていくのは、許せませんね。ほんと。



映画「それでも僕はやってない」。痴漢冤罪事件の映画です。間違いなく警察&裁判所問題の参考になるしリアルなのでぜひ見ておきましょう!



●国民投票法案

これは単純に非ではないけど、現状では間違いなく有権者をコントロールできるとした政府のための!法案ですね。ぴむさんとこのブログで紹介していた映画「選挙」 を見ればきっとその愚かさはわかるのでしょうが、たぶんまだこの制度は、日本にはあわないような気がしています・・・・すみません。

●教育3法&教育改革

http://okwave.jp/qa25905.html

http://pub.ne.jp/edaichi/?entry_id=590139



「美しい日本」の施策に一環ですね。国を愛する心、ボランティアでイラクに行く、政府批判する人は「国を愛していない」ことを教育したい。はい。とはいえ国のための「奉仕」は押し付けたいわけです。


●沖縄戦をめぐる教科書問題


http://susumerukai.web.fc2.com/


集団自決は軍の強制がなかった、国民の美しく自発的な行為だったと、そういう問題です。

アメリカ人に作られた映画「硫黄島からの手紙」、でも見るべきなのでしょう。安倍さんは。

ありえません。



●共謀罪・・

もう治安維持法、必要なんでしょうかね。テロと北朝鮮の恐怖をあおりつつ、成立しそうになっては消える極悪法案。出所はもちろん自民党です。


●政治資金規正法


もういうまでもなく、馬鹿なざる法です。なんとか還元水大臣や栃木の殿様大臣を、まやかしで合法化しようとする法案ですね。



とまぁ、思いついたものだけをつらつら書きました。

あまりにも問題多すぎです。これは安倍政権だけの問題ではないのはもちろんですが、自民党が、おとなり中国なみの独裁政権だった結果、であるのはおおむね間違いないと思っています。


で、これらの問題に対し、民主党ならびに他野党が、どういう解決策をもっているかは正直不明ですが、ここらでパワーバランス的に「権力」に「揺らぎ」を与える必要がある、と個人的には思っています。



そういうバランス感覚、必要でしょ。


とりあえず、これで終わります。

ほんとあまり精査せずに書いているので、興味を持った方は自分で調べてくださいねー。

文責、基本は負いますが、細部は負わず・・・です。




最後に・・・



選挙はつまり、


「POWER TO THE PEOPLE」!!!


のためにあるもんです。