大橋可也&ダンサーズ新作公演「深遠の明晰」 | ネオ・ビジョンかわら板

大橋可也&ダンサーズ新作公演「深遠の明晰」


ネオ・ビジョンかわら板-明晰





久しぶりにブログ書いていますが、今回は自分の参加する舞台公演のご案内です。

すっかりネットから離れちまって、ご無沙汰の方々が大半ですが、まだ生きて、こんなこともやってるよ、と、
他者へ向けて、また自分に向けて、のために書いています。

とりあえず・・・
長きにわたってこの国を支配していた、独裁政権権も、もようやく終焉を迎えた今日この頃。
少しだけ、なんか変わりそうだという期待感を感じる今日この頃です。

いやいや、あの頃は、ほんとなんでやねん。と嫌気さしてたからなぁ・・・ブッシュ&小泉。自分の中で、2大許せん
宰相でしたから。とりあえずはよかったよかった。
それにしても、あのイラク戦争の総括、ブッシュ無き後、アメリカやイギリスでは進んでいるはずですが、同罪の日本でも、総括すべきですね。思い出すたび、腹立つわ。

ま・・この世の中の根深い無力感だったり、空虚感?は、そうそうカンタンには変わらないのでしょうが、
少しだけポジティブな気分の今日この頃です。これも、天国の清志郎先生のおかげかかな。


さて、そんな折に、参加させていただいた今回の公演。

今回も主宰・大橋可也氏ならではの作品世界が展開しております。

コミュニケーション不全。セルフコントロールさえままならない肉体。他者へ向わず、内へ向う暴力や悪意。
うつろなま、舞台をまさまよう、無名の人々・・・ドラマツルギーをあえて排除した、あたかもドキュメントのような舞台空間。


そこに何を感じるか・・・相変わらずある種の人たちには(もしくはほぼ大半の人たち?)、かなりしんどい要素が多い舞台です。

で、今回自分の関わった映像部分は、前作・前々作と比べて、一番シンプルな構成となっているのですが、
実は一番、大橋氏の作品世界を、映像として表現できている気がしています。


基本、このシリーズは映像を「悪意」あるもの、「暴力的」なものの象徴として表現されてきたのですが、
今回の映像は、非人間的で無機質さを持った、それ、として具現化できているような気がしています。


最初の打ち合わせで、今回の作品世界をたとえて、映画「ドッグヴィル」のような、と話しあったのですが、
そうした趣は、作品世界に少なからず現れている気がします。


連休中、お暇な方はぜひごらんください。

ちなみに私は、現場には顔を出してるとは思いますが、今回仕事の関係もありオペレーションは担当せず、基本は映像部分のオーガナイザー的役割です。

詳細は下記をご参照下さい。

ネオ・ビジョンかわら板-明晰


※以下HPより引用

2006年『明晰さは目の前の一点に過ぎない。』、2008年『明晰の鎖』に続く
「明晰」三部作の最終作にして、大橋可也&ダンサーズ結成 10周年記念作品となる
『深淵の明晰』の上演がいよいよ近づいてきました。東京公演は前2作と同様、
吉祥寺シアターを会場とします。

○上演日時
2009/9/22(火・祝)19:30
2009/9/23(水・祝)19:30
2009/9/24(木)19:30
2009/9/25(金)19:30
2009/9/26(土)17:00
※開場は開演の30分前
※9/23のみ、託児サービスあり
※9/26のみ、fooiによるライブ演奏あり

○会場
吉祥寺シアター
JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車 徒歩5分
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22
0422-22-0911

○料金
格差社会を芸術にとっても重要な課題であると考える大橋可也&ダンサーズは、3種類の料金設定に
よってチケットを提供させていただきます。

チケットA:20,000円(前売のみ)
お金に余裕があるので、作品に貢献したい方向けです。
チケットB:4,000円(前売)4,500円(当日)
いわゆる通常料金です。普通に作品を見たい方はこちらをご購入ください。
チケットC:0円(前売のみ・要申込み・枚数限定)
お金に余裕がないが、どうしても作品を見る必要がある方向けです。

公演hp・・http://dancehardcore.com/archives/000465.shtml