今できること ~「サマータイムブルース」 | ネオ・ビジョンかわら板

今できること ~「サマータイムブルース」

東日本大震災の被災者の皆様に心より
お見舞い申し上げます。


そんな型通りのお見舞いを口にするのも空疎
な気持ちになるほどの、すさまじい悲惨 な災害。

出来ることは、ひとつひとつ。
力になれることを
考えていくだけですが、
ただやはりひとつ言いたい。
これだけの自然災害において、僕らは無力
かも知れませんが、その後に起きた
「人為的災害」については、出来ることは
これからたくさんあると思います。

自然界には存在していない危険極りない
物質を、資源の少ないこの国のエネルギー
問題として、CO2排出の少ない
クリーンエネルギーとして・・・
そんなまやかしの大義名分を、
根拠の薄い「安全神話」とともに、
政治・経済・メディアが一体となって
推進してきた「原発」の問題。
これは、崩壊寸前の建物の、名目的
運営会社だけの、今現在も矢面に立たされ、
国民すべてから糾弾されてる人々だけの
問題じゃないですよ。 確かに無責任極りない対応と、危機管理能力の 欠落にはあきれましたが・・・

ただ・・・

この責任は、国民全体が

背負うべきものだと思っています。

オール電化の快適な生活(稼動停止できない
原発の剰余電力の消費が目的?)を
謳ったCM。
プルサーマル計画やらの原子力の安全さや クリーンさを謳ったCM。
それらがTVで垂れ流されるたびに
「大丈夫かいな?」とは思ったさ。
でも、それも承知で
「もう国策として動き出しちまったもの。 出来ればない方がいいけど、これが『清濁』
併せ呑む大人の選択、つーもんかな・・・」
・・・と思い、強い関心を忘れていたのが、



自分です



ずいぶん昔に、尊敬する「彼」が、今と変わらぬ
当時の様々な圧力に負けずに、叫んでいたこと。

それに激しく共感し、怒り、
知識を得ていた自分 それを忘れ、その問題から意図的に
避けていた結果が、これだ。


本当に悔しい。涙がでる。



東電の告発も必要だが、今、必要なのは、


自分含め

すべての人が


(すみません。被災地の方々も含め)

感じるべきは・・・・


なにより、強い、




「後悔」と「反省」。




だと思う


そういう意味でも

今メディアの報道を見る限り、
原発計画の「見直し」は、

語られていますが、

その意味は、


「原発」の「安全管理に関する見直し」



にすりかえられている・・・


そんな強い危惧を感じています。





事実、昨日池上うんたらの番組に出いていた、
推進派の学者は・・・



「安全対策をどこまでやるか。
徹底したら、コストがかかり電気代がかかるが、
どうする?それが今後の原発の課題」




そんなことを言っておりましたよ。



さて東京都の水の汚染も問題になっている今

私たちは

どんな選択をするのでしょうか?




お得意の世論調査、大手マスコミは

そろそろやってみてはいかがでしょうか?



できないんでしょうね?
まだ世論操作できてませんからね。


で、下記は、ご存知、広瀬隆氏が17日に
出演したテレビ番組のリンクサイトです。


今テレビに出演している御用学者方の発言に、 多少なりとも違和感を感じている方はぜひ!

※ちなみにどなたか反原発、原発廃止を問う
学者が出演されてるテレビを見たことが
ありますか?自分は下記が初めてです。
朝日ニューススター この番組をリンクをされている方のブログ
「崩壊しつつある日本」は非常に参考に
なります。小沢氏問題への認識も非常に
すばらしい!
ぜひ見てください!

ちなみに、原発の根本的な危険性は、
少しでも関心のある方はご存知だと
思いますが、個人的には過去に、
原発ジプシーの問題
を知った衝撃は忘れられません。
原発ジプシー1 原発ジプシー2
ネオ・ビジョンかわら板-原発ジプシー1
ネオ・ビジョンかわら板-ジプシー2
今回の原発事故で、命を賭して活動をして
いただいた消防庁や自衛隊の方々には

本当に感謝し、
その勇気に感動したのは事実です。
が、それ以前から数十年間、原発産業が、
これだけの多くの社会的弱者の「命」と


引き換えに運営されてきた、


という真実を前にしたとき


みなさんはどう感じますか?

さらに、原発産業の事故対応が遅れた
原因は、下記の本を見るとよく分かります。
原発がどんなものか知って欲しい
元原子力発電関係の技術者の平井憲夫さんと
いう方の著書です。
その他にも書きたいこと、紹介したいサイトも
山のようにありますが、それはおいおい。
またみなさんでも調べて欲しいです。


なにはともあれ・・・
これから、今回の事故以前と同様に


「あってはいけないもの」

が・・・・


「なくては困るもの」、


にすりかえられないよう、
意識的に知識を得ていきましょう。

それは、今実際に被災に会っている方々の


2重の不安。



そのひとつを
取り除いていく「支援」になると


信じています。

あ、これは正確ではないですね。


原発産業の問題は、
日本人全員の安全に関わる問題ですから。

そして最後に。

敬愛する天国にいる彼の歌「サマータイムブルース」。
RCサクセション サマータイムブルース
今後テレビやラジオなど多くの


マスメディアから、
彼のメッセージが、ヘビロテで


流れてくるのを
期待しています。

今となっては、何のアクションも

起こしていなかった自分にとっては

彼から非難されているような、

少々つらい音楽にも聞こえますが。

でも、やはり

「ありがとう」。
と彼に伝えたいです。ほんとに。

さて、今年は、いつもの、心はずむような


「サマータイム」
僕らは過ごせるのでしょうか・・・?

ネオ・ビジョンかわら板-RCサクセション カバーズ
名盤!RCサクセション COVERS

PS:
先にリンクした先の平井憲夫さんの本に 強い嫌悪感を示していた方のサイトが
ありました。

で、ひどく残念だったのが、その方
(原発関係者のようです)は宮沢賢治の
作品世界の魅力を紹介するサイトを
運営されていました。


で、問いたいのは・・・

宮沢賢治の世界に惹かれる人物が、平井さんの

ような自らの命をかけ、原発の危険性を

訴えてきた人を


なぜ嘲笑できる?   
雨ニモマケズ
そして自然の大切さを、エコとかそんなお

手軽な言葉がない頃から訴えてきた文学者、



そんな文学者を愛する人が、


なぜ原発を擁護できる?
虔十公園林
あまりに悔しいので、有名なこの詩と

短編のあらすじを

ここに転載し、そのサイト を紹介します。

個人的にはリンクした旨も伝えるつもりです。


認識の誤りに気づいて、いただければ

いいなと思いますし、多くの原発推進派の方々が、

これを機に、変わっていってもらえたら。

と思っています。


おまけ。今日のニュースで与謝野氏が、
この後に及んで原発推進されてるようです。

要注意ですね。

与謝野氏 「暗黒夜考」より
与謝野氏発言 「暗黒夜考」より

あと、

経団連会長さんの間抜けな発言にも要注意!