エネルギー政策の転換発言 | ネオ・ビジョンかわら板

エネルギー政策の転換発言

本日の話題のニュースより


菅直人首相は29日午前の参院予算委員会で、福島原発事故を受けたエネルギー政策の見直しについて、「今回のことを教訓に、太陽、バイオなどクリーンエネ ルギーを世界の先頭に立って開発し、新たな日本の大きな柱にしていく」と述べ、再生可能な新エネルギーの活用を積極的に進める考えを強調した。片山虎之助 氏(たちあがれ日本)への答弁。 


これを受け、このニュースに寄せられたコメントの大半が、あまりにひどい。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000056-jij-pol

※コメント欄を参考ください。


「今そんなこと言ってる場合か?」

「こいつは、本当にイカれているとしか思えない。
今、そんな脳天気なことを言っている余裕なんて、これっぽちも無いんだよ!」

「原発止めたら、停電が今後も続く」


そんな意味のない誹謗中傷のコメントだらけで、びっくりしました。
ほんとにこれが大多数の意見か?だとしたら、非常な危機感を感じてしまいます。



確かに、最優先すべきは被災民および今も被爆の危機にさらされている人たちの救済です。

そんなことは当たり前です。

が、同時に今後のこの国のエネルギー政策について、早急に何らかの対策を採らなければいけないのも
自明のことでしょ。




個人的には、自分はこの発言で初めて、管総理を評価したし、少なくとも、ほとんど表にでてきていない、今後のエネルギー政策についての、「まっとうな」議論を喚起することとなる、勇気ある発言をした、と思ってます。


その発言自体に、能天気?そんなこと言ってる場合じゃない?

あほか。





先の記事にも書いたが、朝生をはじめ、真剣に原発の「是非」について議論しているマスコミ(特にテレビは)、まだごくまれです。

それどころか、この後に及んで、原発の是非をすっとばして、次の安全対策はどうあるべきか、ばかり議論しているのが今の状況。そっちの方がまともじゃないことは、誰でもわかるでしょ。


自分は、この管発言を機に、メディアへの登場回数が「極端に少ない」反対派と、賛成派による、本当の意味での、生産的な議論が進むことを期待しています。


また、少なくとも原発推進派の論理と反対派の論理、それが国民すべてに見える形での論議がなされた上で、ぼくらが最終判断できる環境を、と、切に希望しています。




おそらく、今メディアを牛耳る推進派・賛成派の方々は、今のタイミングで「原発の是非」に関する議論をしたくなようですがね。

個人的には、このままでいけば、間違いなくメディアの偏向報道は続いていくと思っていますので、
ここはしっかりと意見表明したいところです。はい。