情報統制はじまる? | ネオ・ビジョンかわら板

情報統制はじまる?

って、もうすでに始まっているのですが、最近さかんに流れているACのCMですが、この一言が前から
すごく気になっていましたが・・・

「デマや風評にだまされないようにしましょう」

⇒修正:「間違った情報にまどわされないようにしましょう」でした・・・あほですね。自分で間違った情報にしてしまいました



それはその通りですが、それはそのまま国や東電、マスコミに返すべき言葉なのでは?



以下転載

朝日新聞4月2日記事より


【タイトル】
《放射性物質予測、公表自粛を 気象学会要請に戸惑う会員》


福島第一原発の事故を受け、日本気象学会が会員の研究者らに、大気中に拡散する放射性物質の影響を予測した研究成果の公表を自粛するよう求める通知を出していたことが分かった。自由な研究活動や、重要な防災情報の発信を妨げる恐れがあり、波紋が広がっている。

文書は3月18日付で、学会ホームページに掲載した。新野宏理事長(東京大教授)名で「学会の関係者が不確実性を伴う情報を提供することは、徒(いたず ら)に国の防災対策に関する情報を混乱させる」「防災対策の基本は、信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」などと書かれている。


新野さんによると、事故発生後、大気中の放射性物質の広がりをコンピューターで解析して予測しようとする動きが会員の間で広まったことを危惧し、文書を出した。


情報公開を抑える文書には不満も広まり、ネット上では「学者の言葉ではない」「時代錯誤」などとする批判が相次いだ。

「研究をやめないといけないのか」など、会員からの問い合わせを受けた新野さんは「研究は大切だが、放射性物質の拡散に特化して作った予測方法ではない。社会的影響もあるので、政府が出すべきだと思う」と話す。

だが、今回の原発事故では、原子力安全委員会によるSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測)の試算の発表は遅すぎた。
震災発生から10日以上たった23日に発表したときには、国民に不安が広まっていた。


気象学会員でもある山形俊男東京大理学部長は「学問は自由なもの。文書を見たときは、少し怖い感じがした」と話す。「ただ、国民の不安をあおるのもよくない。英知を集めて研究し、政府に対しても適切に助言をするべきだ」


火山防災に携わってきた小山真人静岡大教授は、かつて雲仙岳の噴火で火砕流の危険を伝えることに失敗した経験をふまえ、「通知は『パニック神話』に侵され ている。住民は複数の情報を得て、初めて安心したり、避難行動をしたりする。トップが情報統制を命じるのは、学会の自殺宣言に等しい」と話している


以上





要するに、政府や東電のお墨付の情報以外は、発表するな。ということらしいです。


気持ち悪い。


国の定める放射性ヨウ素やセシウムの基準値や摂取指標値が、また原発事故の経緯説明が、二転三転、後手後手となっている状態で、国際的にもその不透明性に批判が高まる中、僕らは「政府発表」のものだけを、「正しい」もの、としなければいけないのでしょうか?



今日のサンデースクランブルで、

プルサーマル計画の推進者である奈良林教授 が、プルトニウムの危険性を、他の物質を例に解説していたのですが、そこに出てきたのが、具体的な質量等は忘れてしまったのですが、以下のものでした

「青酸カリ」 だったり、「ダイオキシン」だったり、と比べて、そんなに危険性ありません、だそう。

単純になぜこれらと比較するの?放射性物質と質的にまったく違うものを例に出す、ナンセンスぶりにびっくり、でした。

まぁ上記毒物は、あくまで「毒」なのは間違いないですが、その前に比較したのは、なんと「塩」。


「塩分の取りすぎは、今観測されている放射性物質に比べれば、よっぽど危ないですよ」



そんな趣旨のことをおっしゃっていました。


おまえはみのもんたか?



なぜこんな原発推進派の与太話を、この後に及んで聞かせられなければならないのでしょうか?

確かに、この推進派の教授の話を信じることができれば、今後の放射性物質の拡散なんざ、なーんも
気にしなくてよいんでしょうが。




あんまりです。なぜ、これまで原発推進してきた教授は、ひとつも悪びれた顔を見せないんでしょうか?
当事者意識があまりに欠落してませんか?

そんな御用学者しか大手メディアに登場しないなか、心ある学者(反原発論者の中にも、心無いのももちろんいるかもですが)が、人々に正しい情報を伝えようと思っても、「大本営発表」以外は認めません、じゃ、泣けてきますよ。ほんとに。


最後に、東電さんは、恥ずかしげもなく、福島第一原発の7・8号機の建設計画を福島県に提出したそうな。

修正できなかったから、だそうですが、この悲惨な状況への解決も見えない状況で、なぜ?です。

東電 供給計画に“原発増設