ネオ・ビジョンかわら板 -14ページ目

「こねこ」!!

制作国 ロシア
監督 イワン・ポポフ
製作 -
脚本 イワン・ポポフ、アレクサンドル・マリヤモフ
撮影 ウラジミール・ファステンコ
出演 アンドレイ・クズネツォフ、リュドミラ・アリニナ、アレクセイ・ヴォイチューク



猫特集第二弾!!

猫ファンならずともお勧めの作品だ!

ストーリーは、ある一家のこねこが、ふとしたきっかけで、迷い猫になってしまい、そこから家族のもとに戻るまでの冒険端です。

んで、主人公のこねこが迷い込んだ先が、猫大好きで「猫サーカス」を夢見る、さえない兄ちゃんの家。ストーリーの横軸で、その兄ちゃんの恋話も描かれているんだが、その彼の夢想する猫サーカスのシーンがファンタジック!
芸なんかするはずのない猫が、輪くぐりしたり、肩の上をぐるぐる走り回ったりの大活躍をするのです。それがもー、可愛くて!
んで、そのサーカスの客席には、猫の活躍と、それを操るピエロの格好をした兄ちゃんを静かに見守る、恋のお相手の少女。切なくも愛らしい、夢の1シーンです。いいシーンですよー!


とにかく、典型的な動物物のストーリーなのに、お涙ちょうだいな、動物ものにありがちな姑息さを、この作品に関しては感じないのがよいです。
極寒の地ロシアならではの、さみしくて貧乏くさい風景。演出も淡々と地味。さらに登場人物がまた地味。カウリスマキ映画にも通じる、無口な人たちでいい味だしてます。

とにかく!鮫はしゃべるは、犬は歌うは、蟻は暴動起こすは、黒ねずみはパラパラ踊り狂うはの、頭いかれた動物ものハリウッド映画にはない、愛すべき地味ぃーな動物映画です。

猫マニアの私とはいえ、ちゃんと映画としても評価できる作品だと思っています。見てね!



猫の日記念!

今日は2月22日!ご存知、猫の日!

だったんですが・・・一歩遅れてしまい、兄の日か・・・でも兄の日だと毎月か。


猫す、という項目ありながら、今回が初投稿となる、愛猫写真です!!

名前は「キー」。尻尾がねじれて鍵型になってることと、KEY=鍵、そして自分の中の超名盤、スティービーワンダーの「KEY OF LIFE」からも引用し
名付けました!

もともとは迷い猫だったんです。だから年齢不詳でいくつかわかんないが、うちに住み着いてすでに、9年なんで、すでに9歳以上。でもまだまだかわいいぞー。たまらんぞー。まさに、人生の鍵、幸せの鍵です。

キーにまつわる話もまたちょこちょこUPするぜ。

「シングルマン」 RCサクセション

1.ファンからの贈りもの
2.大きな春子ちゃん
3.やさしさ
4.ぼくはぼくの為に
5.レコーディング・マン(のんびりしたり結論急いだり)
6.夜の散歩をしないかね
7.ヒッピーに捧ぐ
8.うわの空
9.冷たくした訳は
10.甲州街道はもう秋なのさ
11.スローバラード



清志郎デビュー35周年!

スペシャ見ていたら、久しぶりにキヨシローを見た。
そうかぁ、もうそんなに経つんだぁ、と感慨にしばし浸る。
雨上がりの夜空に、のセルフカバーやっていました。

実のところ、RC名義のラストアルバム以来、キヨシローもRCともずいぶん遠ざかっていました・・・

自分が中学時代に始めてであった、ほんものの日本のロック。
ど派手なルックス。初めてのR&Bとの出会い。当時の童貞くんの自分にもわかるセクシャルなイメージの歌詞や、聞いたことのない言葉使いの歌詞。
そして、そこからキヨシローの半生をつづった本やら、語録やらを探り、なんてかっこいーんだ、と。
すべてにおいて、ものすごい刺激を受けたバンドです。ある意味、今のちょっとカタギでない自分を形成した原点のバンドです。

そして久しぶりに、ほんとに10年ぶりくらいに「シングルマン」を聞いた。

もうだめです。聞きながら、心がまた、揺さぶられました。思わずなんでもいいから、今の気分を書き残したくなりました。

「ファンからの贈り物」の、シニカルな歌詞。
「やさしさ」「僕は僕のために」の、他人を、自分さえもつきはなした、孤独の地平に立った歌。
「夜の散歩をしないかね」の、悲しいまでにロマンティツクなメロディー。
「ヒッピーに捧ぐ」の、友人の死をいたむ、悲痛な嗚咽。
「甲州街道はもう秋なのさ」の、人を愛し、裏切られる悲しみ。
「うわの空」の、静かで、美しい喪失感。
そして「スローバラード」の、やさしさと愛にあふれた至福の瞬間・・・

人間の感情が、プラスもマイナスも、すべて表現された珠玉の名曲ぞろいです。

実は、このアルバムが、自分のこの年で、こんなにも新鮮で、昔みたいに心に染みるなんて、思っていなかった。感動の再発見です。

今のキヨシローも、もちろん素敵に年をとった人物だとは思うが、やはり好好爺、みたいな今より、とげとげしい頃のきよしろーの方が、やっぱりいいな。

もし若者で、今のキヨシローしか知らない方は、お願いだから、1度はこのアルバムを聞いて欲しいです。まだ聞いたことのないような、孤独と愛に満ちた歌が聞こえてきます。是非。

PS:ちなみにこのアルバムは、発売当時すぐに廃盤に。
アルバムジャケに使われているのは「幼児自動絵画統覚検査図版」だそう。
ようするに幼児の知能検査みたいなもの。
その当時の音楽リスナーの知性・感性は、まだキヨシローに追いついてなかったといえます・・・なんてね。





「アメリカンサイコ」・・・

監督・脚本: メアリー・ハロン 原作: ブレット・イーストン・エリス
共同脚本: グィネヴィア・ターナー
出演: クリスチャン・ベール/ウィレム・デフォー/クロエ・セヴィニー/ジャレッド・レト/リース・ウィザースプーン





アキカウリスマキの後にこんな作品、紹介したかないですが・・・

若くして成功した超エリート証券マンが突如衝動に駆られ、ニューヨークの夜の街で浮浪者や娼婦を次々と殺害していく・・・つーアメリカ映画ですな。

しかし、なんつーか底がものすごーく浅いお話です。アメリカの典型的なヤンエグ(死語!)くんの生態が、ものすごーく幼児ぽくて、醜悪。ヤンエグどうしが名刺の出来で見栄をはりあったり、自分をインテリに見せよーとこざかしい政治的な発言したり、異常なまでに自分の肉体鍛錬やお肌ケアに執着していたり、と。まぁ、狙いとしてはそのヤンエグ君を揶揄しながら、その内面に潜む狂気を描きたかったんだろうが・・・その狂気の発露の仕方も下品だし、狂気に至る過程にも、どう贔屓目に見ても、なーんもない。

結論として、からっぽの狂気を見せられる不愉快さで、印象には残りました。

まぁしかし・・・からっぽだからこそ、アメリカ人って、意味のない不安にかられているんだろうなぁと。正義やら自由やら神様やら戦争やら、無理やりでっちあげて、信じて不安をまぎわらすしかない人たちなんだろうなぁと。

それを浮き彫りにさせるのが目的ならば、この映画は成功しているのかな。
そんな感想の映画でした。オススメはしません。

「過去のない男」アキ・カウリスマキ!

製作・監督・脚本: アキ・カウリスマキ
出演: マルック・ペルトラ/カティ・オウティネン/アンニッキ・タハティ/マルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカ



もう円熟!のアキカウリスマキ作品です。
誰にも真似できない独特のスタイル、といって間違いないですね、彼の作品は。

ストーリーは・・・男が暴漢に襲われ、記憶喪失に陥ってしまう。彼は港湾のコンテナで生活を始め、食事や服の面倒をみてくれる救世軍の女性に恋をするが、銀行強盗に巻き込まれたことから身元が発覚、ほんとの妻を選ぶか、現在の恋人を選ぶか・・・そんな人間模様を描いた作品です。

ぱっと上記のあらすじだけ聞くと、韓流ドラマのような、えらくドラマティックな作品を想像しますが、そこはやっぱりアレです。
例のごとく地味で無口な、カウリスマキ映画常連の役者が織り成すドラマですから。暴漢に襲われるシーンから銀行強盗のシーン、そして記憶がもどってからの妻との再会、また恋人の元に返るシーンまで、見事にドキドキさせない。
淡々と、わびさびのみで、人生のドラマを描ききっています。

暴漢に襲われるのも、記憶を無くすのも、銀行強盗にまきこまれるのも、そして静かな恋に落ちるのも、すべて「人生はこんなもんなのさ・・・」と、飄々と描けるカウリスマキは、ほんとに素敵な大人だなぁ、としみじみ思います。
それは、人生への諦観、とは違います。

「人生はこんなものなのさ」「だから素晴らしい」・・・力を入れずに、そう悟らせてくれます。


だから彼の映画は、ちょっと落ち込んだときに見ると、ほんとに心に染みます。

のんびり、ゆっくりと、心に染みます。



ちなみに、今回のお気に入りシーンは、知り合った友人が記憶を失くし不安げな主人公へ・・・「記憶が戻らなくても心配ない」「人生は後ろには進まん。進んだら大変だ」と、飄々と語ったシーン。すごくいい台詞ですね。

あといつもそうだが、彼の映画は音楽をすごく効果的に使っていて素敵です。
今回の映画でも、救世軍のおかたい聖歌隊が、主人公のススメでロック(ぽい)曲を演奏するシーン・・・そのシーンもちょっと笑える名シーンでした。

おまけで、音楽といえば、彼の映画が好きになったきっかけの映画「コントラクトキラー」の1シーンに、ジョーストラマーが出てきて歌うシーンがあって、これもまた私の大好きなシーンのひとつ。こちらもお勧めですよ!

イノセンス

プロデューサー: 石川光久/鈴木敏夫
監督・脚本: 押井守
原作: 士郎正宗












犬セーターでお馴染み押井守監督作品す。
マトリックスにも影響を与えた『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の続編です。

しかしながら・・・ますますいっちゃってますね・・・

テーマは前回と変わらず、電脳化された未来社会での、自己の存在(魂=ゴースト)や身体のあり方、といったところを描いたサイバーパンクなお話。

んで、今回は少女型の愛玩用ロボット(セクサノイド)が自我を持つがごとく暴走し、殺人を犯してしまった事件の謎解きが、話の大枠。

もうとにかく映像も台詞も超高密度。描きこみ方が尋常じゃない。
いちいちはさみこまれる禅問答のごとき台詞のやりとりも、今回おは特に多し。それも正直聞いたこともない格言・ことわざ?ばかりでついてけない感じでした。

しかし細かい台詞やメタファーだらけの高密度の映像を見ていくと、かなり難解に見える作品だけど、話自体は今や古典といっていいいテーマ。マトリックスでは単純化し表現した、電脳と身体(魂)の対立構図を言葉と映像のメタファーばかりで表現した感じです。

なんだろうなぁ・・・映像自体は強烈な印象を残すものなんだけど。
いまひとつ、新しい世界観の発見はなかったかなぁ。なんだかSF映画の
限界を感じてしまう作品だったかも、です。

でも、アニメ表現としては、いきつくとこまでいった感のある凄い作品であるのは間違いないです。


しかし、最近、いわゆる「ダッチワイフ」のリアルさが、ものすごいとこまできてるんで、結局、もし自我(AI)のあるロボットが生まれるとしたら、きっかけは、こーいう性的な愛玩用ロボットの開発からなんだろうなぁ、と思いました。ビデオにしろネットにしろ、エロ抜きにここまでの普及はなかっただろうし・・・恐るべし!エロパワーです。

PS:ちなみに最近、その精巧(で高額)なダッチワイフのデリヘル、なんつーのもあるそう。ちょっと、やばいすねそれは。

参考サイト(18禁です)





謎キャラ

しかしこのCM・・・
製作者の意図がわからん・・・

意図がわからんものって、やはり不気味ですなぁ。
でも・・・結構好きですこのCM。

ちなみに縄文太郎くんの由来は・・・

「縄文時代というのは、文明的には不自由であり不便であり思い通りにいかないこともたくさんあったけども、自然と共生して戦争はなく、自然とみんなが一つとなった、平和で幸せで豊かな、内面の高い文明があった一番良い時代だったといわれています。
同じように受験生も、不自由なこととか思い通りにならないこととか、不便なこととかたくさんあるけども、先生と生徒と仲良く一体となって、目標に向かってがんばっていったということが、人生を振り返ってみて、自分の人生の中で一番良い時代だったと思えるようになります。受験とはそういうものです。縄文時代の良さのようなものです」
みすず学苑HPより

CM同様、やはり意味不明・・・

スピッツ「スーベニア」

1.春の歌
2.ありふれた人生
3.甘ったれクリーチャー
4.優しくなりたいな
5.ナンプラー日和
6.正夢
7.ほのほ
8.ワタリ
9.恋のはじまり
10.自転車
11.テイタム・オニール
12.会いに行くよ
13.みそか





しばらく100式のアルバム三昧で、あまり深く聞いていなかったが、やはりスピッツはよいですね。

相変わらずの、みずみずしいメロディーとマサムネの澄み切ったヴォーカル。
スピッツらしさ、なんてこと言う必要ないくらいに「らしい」アルバム。

なんだか過去、幾度かスピッツフォロワーらしきクソバンドが顔を出した気もするが、あっという間に淘汰されてしまいます。要するに、耳馴染みがめちゃくちゃよく、一見まねできそうなのに、なぜか誰も真似できないメロディーと詞の世界観が、圧倒的にオリジナルなものなわけなんですね。

結局スピッツについては、私はもうなにもいうことありません。言う必要もなく無条件に琴線に触れる。言いたいのは、このままでいてください。そんな感じです。




しんどい試合だのぉ・・・

さてついに来たワードカップ最終予選!
相手は北朝鮮つーことで、緊張しながらも、まぁ大丈夫だろーと高をくくって見ておりました・・・が、なんたる結果!
開始3分のフリーキックはまぁよかったが、でも所詮はばくち的要素の強い1点。それ以降の、中村、高原はいるまでのていたらくには、がっかりです。

なんでだろうなぁ、日本代表って、相手が強い場合もそこそこの試合にはなるんだが、思いっきり格下相手でも、大事な試合では、こんなぎりぎりの試合になるのか・・・郷に入れば郷に従え・・・な体質なんですかねぇ。

正直、玉田・サントス・小笠原より中村や高原の方がかなり実力が上なのが証明された試合でしたね。鈴木くんは、やはり問題外。サントスもいまいち。
国内組で士気を高めてなんて余裕ぶっこいてる場合じゃないす。

イラン戦は、中田・小野・稲本も加え、今度は楽な気持ちで観戦したいですね!

あ、北朝鮮は思ったよりはよいチームだったすね。

「かとうあい」

ちなみにこちらも「かとうあい」さんです。

日本共産党 京都市議会議員さんです。