ネオ・ビジョンかわら板 -13ページ目

{PLEASE」 RCサクセション

1.ダーリン・ミシン
2.トランジスタ・ラジオ
3.モーニング・コールをよろしく
4.たとえばこんなラブ・ソング
5.DDはCCライダー
6.スウィート・ソウル・ミュージック
7.ぼくはタオル
8.ミスター・TV・プロデューサー
9.いい事ばかりはありゃしない
10.あきれた物も言えない
11.体操しようよ




清志朗35周年記念第2弾!!

名曲中の名曲「トランジスタラジオ」収録のアルバムですね!
アナログ盤をひっぱりだして今聞いてます。

今聞くと、このアルバムがいかにR&Bテイストあふれたものだったかわかりますね。自分は中学生くらいの時体験したアルバムだったんで、R&Bの本質がどんなもんなのか、ぜんぜん知らなかったわけですが、改めて聞きなおすと、ほんとソウルフル!

「トランジスタラジオ」「たとえばこんなラブソング」「スイートソウルミュージック」が一番のお気に入り。その情景がが鮮明に浮かびあがるような、ほんと優れた歌詞世界です。
特にトランジスタラジオ。この歌以来、授業をさぼーってぇ、屋上でぇ。というしチェーションに憧れ、授業をよくさぼったもんです(学校の屋上は入れませんでしたが)。

その他にも「いいことばかりはありゃしない」「あきれてものもいえない」などの清志朗らしいハードでシニカルな歌や、最後をしめくくる「体操しようよ」の、胸キュンなかわいらしい楽曲まで。

ほんとRCの魅力が凝縮されたアルバムだなぁ。としみじみ。
名盤です。


しかし自分の所有するのは20年前のLP。改めてMDに録音してたら、トラックリストが2曲に・・・レコード針のノイズが影響しちゃうんですね・・・

ノイズも多いし、音質的には厳しいものがある自分のこのLPですが・・・しかしまぁ、それは、聞けばきくほど歴史がきざまれていくアナログ盤ならではの魅力でもあり。何千回と聞き込んだそのアルバム自体は、まさに自分の歴史のような気がして、愛着を感じてしまいます。

音楽ダウンロードじゃ、到底味わえない醍醐味ですね。


「チェブラーシカ」!


監督・脚本: ロマン・カチャーノフ 原作・脚本: エドゥアルド・ウスペンスキー




いやいや・・・ディズニーアニメやらピクサーアニメにはぴくりとも琴線が動かない自分が、いわゆる「萌え」てしまって、思わずDVDや人形まで購入してしまったロシア産人形アニメーションです。

熊のような猿のような、「正体不明」の生き物、チェブラーシカ。
「ばったり倒れやさん」という意味の名前を持つ、チェブラーシカ。
ささくれ毛玉の、ビンボーくさい、チェブラーシカ。
いつも一生懸命で、いつもさみしそうなチェブラーシカ。

もーたまりません。我が家の愛猫なみに、かわいらしくて愛さずにはいられないそのキャラクター。

アメリカ生まれの黒ねずみやら、日本生まれの口なし猫なんかとは別次元のその愛らしさに、ぜひ触れて欲しい!

ストーリーもあってなきがごとし、ですがなぜか、心に染みます。
ワニのゲーナの歌も、思わずくちずさみたくなるような、名曲だ!

もう、「ウラー!!!」(ばんざい!)としか言いません!


チェブファン募集中!

「愛と笑いの夜」 サニーディ・サービス!

1.忘れてしまおう
2.白い恋人
3.JET
4.知らない街にふたりぼっち
5.96粒の涙
6.雨の土曜日
7.愛と笑いの夜
8.週末
9.サマー・ソルジャー
10.海岸行き




自分のサニーディ初体験のアルバム(97年発売)がこれ。

まず、1曲目「忘れてしまおう」のギターの音色一発で、サニーディには、やられちゃいました。

サニーディの魅力は、ちょっと説明に窮するところが多々あるのだが・・・

一言で言えば、「濃淡」もしくは「陰影」

それは、一見「パステル画」のような淡く柔らかいタッチに見えて、よく見ると濃密な絵具で描かれた油絵のような感じ・・・さらにバンド名どおり「日のあたる場所」を表現しているかにみえて、その「影」を表現している感じ。

「モネ」には失礼かもですが、たとえて言うなら、「モネ」に見えて、実は「ゴッホ」、な感じかな。


当時、サニーディは、センスよさげなオシャレ系(カフェ系?)音楽、または自然体なバンドなどとして捉えられていたかと思うが、実はそんな柔らかいもんじゃなく、極端に言えば、ダサイくらいの、濃厚で情念的なバンドがサニーディだと個人的には感じています。

このアルバムで言えば、「サマーソルジャー」もそうだが、6、7分以上の楽曲とか、アルバム「24時」の「24時のブルース」に至っては、10分以上の楽曲とか、そういう長尺の楽曲が必ずアルバムに入るあたり・・・そこに曽我部&サニーディ(特に後期)の音楽性の本質があるような気がしています。

そうした長尺の楽曲にこそ、スピッツのマサムネみたく、もって生まれた才能ある詩人とは言えない(失礼!)曽我部の、執念に近いような、熱い想いが込められている気がしています。個人的には、その熱い想いに心打たれてしまいます。

修正↑
(別にソカベの詞が才能ないとか下手というわけでは決してない。あくまで、自分が圧倒される歌詞のセンスを持つミュージシャン(マサムネ・UA・中村一義・COCCO・清志朗)などなどの中では、というだけです。個人的には大好きです。)

さらに、曽我部ファンには、女性より男性が多いそう。ルックスのせい(失礼)とだけはいえない、野郎を引き付けてやまないその魅力は・・・

実は、男性だけが感じる「ロマンティシズム」、があるのではないかと思っています。

もちろんそれは、いわゆるナガブチ的な「男のロマン」でも、いわゆる「男のダンディズム」でもありません。

それは、実は玉砕覚悟で、必死で思いを伝えようとする姿勢かな。いってみれば彼は、男の中では「負け犬」ぽくて、でも負け犬だからこその想いがあるのですね。
そんな彼のライブは、CD音源からはもしかしたら聞こえてこないかもしれない、ものすごい熱く濃密なものなんです。

情けないまでに、全身全霊をかけた「ロマンティシズム」。その曽我部の姿勢には、自分は、ほんと心打たれてしまいます。

でも・・・どうなんだろ?いろんなブログやら見て回ったが、みんな聞いていて心落ち着く、ほっとするなどの感想が多いサニーディ。こういう共感の仕方をする男性は多いのでしょうか?気になります。





うーん。尻切れ・・・








「パパは出張中」エミール・クストリッア

監督 : エミール・クストリッツァ
製作 : Forum Sarajevo
脚本 : アブドゥラフ・シドラン
撮影 : ヴィルコ・フィラチ
音楽 : ゾラン・シミャノヴィッチ
出演: モレノ・デバルトリ









「アンダーグラウンド」で、ものすごい映画的イマジネーションで圧倒させてくれたエミール・クストリッツアの85年、カンヌグランプリ受賞作品。

チトー大統領統治下のユーゴスラヴィアがスターリン体制から離れていく時代を背景に、時代の波が押し寄せるサラエボのある一家の物語を少年の目を通して描いた物語。

この監督の作品で、唯一未見の映画だつたのですが、この作品もまた、軽妙さと重厚さが絶妙なバランスで描かれた、まさに「映画的」な作品でした。

基本的に旧ユーゴスラビア出身のこの監督の作品は、きわめて政治的な背景をベースに描かれることが多いが、この作品も同様。ユーゴの社会主義的。全体主語的な政治体制の中で、時代の波にもまれながらも、たくましく生きていく家族の姿が描かれています。
この監督の描く人間像は、いい意味で下品。浮気もするし、けんか沙汰も多いし、人間の欲望をストレートに描くのが特長。そのリアルな人間たちが、それでも家族としてつながろうとしていく姿が、みっともなくも愛すべき存在として描かれています。

「アンダーグラウンド」のようなインパクトはないものの、20代でこの作品を作れるこの監督の才能は、やはりホンモノですね。小品ながら、いろいろ考えさせる映画です。

そういえば、ラストシーン。夢遊病の主人公の少年が、ふらふらと原野をさまよう姿をカメラが追い、振り返った瞬間の少年のかすかな笑顔を、ストップモーションで捉えて映画は終わるのですが・・・これは、あのトリュフォーの「大人はわかってくれない」へのオマージュなのでしょうか?印象に残るラストです。

「オペラ座の怪人」公開記念!?「ファントム・オブ・パラダイス」

出演:ポール・ウィリアムズ、ウィリアム・フィンレイ、ジェシカ・ハーパー、グリット・グラハム、ジョージ・メモリー

監督(製作スタッフ):ブライアン・デ・パルマ










「オペラ座の怪人」公開記念!便乗!

「オペラ座の怪人」を、デパルマがロックミュージカルにアレンジした異色作!

ストーリーは、原版見てないんで、なんともいえませんが、概ねの流れは「オペラ座」と同じなのかな・・・

ロックミュージックの作曲家・リーチは、レコード界のお偉方の企みにより自分が作った曲を盗作されたあげく、、無実の罪で投獄されてしまう。復讐を誓った彼はレコードプレス工場に忍び込むが、機械で顔を半分潰されてしまう。仮面をつけ顔を半分隠したリーチは、それでもなお愛しい人に曲を作り続ける・・・んで最終的には悲劇の結末を迎える。そんなお話ですね。

なにがいいかつーと、挿入される音楽。B級といえば、B級なんですが、安っぽい中にも、妙に耳に残るポップス・ロックの数々。個人的には、主人公のリーチが、ルックスも音楽センスもちょっとトッド・ラングレンに似た感じなのもポイント高し。
んで、映像も、ミュージカルさながら、ぐるんぐるん回るは、踊るは、歌うは、オモチャ箱のような感じのギミック溢れるもので、作品世界にぴったりはまっております。

いまや巨匠の扱いのデパルマの、本来持ち味の、B級テイストがたまらなく愛しくなってしまう作品ですね!

自分は逆になってしまいましたが、「オペラ座」見た後に、これ見るときっと楽しいんではないでしょうか!?オススメ!

ちなみに、昔「ジューシーフルーツ」(「ジェニーはご機嫌ななめ」です)つー近田春夫プロデュースのバンドがいましたが、この映画に出てくるバンドの名前をいただいたものですね。

いやだなぁ・・・3

例のライブドアとフジテレビの話。

マネーゲームうんたらは、実際よくわからない私としては、基本、先日ニッポン放送の社員総会で、出した結論が不快でした。

よーするに、ほりえもんには、放送倫理がわかってない・その資格がない、などと断定して、拒絶するその姿勢。

ほりえもんがうんぬんは置いといて、あんたらテレビやラジオが報道しないニュースの裏側を、ネットから知ったことが、腐るほどあるんだよ!つー事実。
例のNHK・朝日問題なんか、その最たるもの。視聴者無視で勝手に盛り上がって、問題となった番組内容など知りたい要素は、報道せず。
正直、勝手にやってなさい。あんたらで。必要な情報は、ネットで拾うから。
そんな気分でしたね。

報道の公益性を言う、資格ないんだよなぁ。んで、フジやらニッポン放送は既得権益にしがみつく官僚、つー印象ですわ。視聴者が、そろそろプロ野球問題の時と、おんなじリアクションになりつつあることに、そろそろ気付くべきではなかろうか・・・

まぁ、ほりえもんになっても、体質改善するかどうかは疑問つーか、どっちに転がろうが、テレビのニュースに期待することは、個人的になし。

ただ、ありもしない「放送理念」語らないで欲しいですね。
ほんとに。



以下、修正です。

ミーさんのご指摘を参考に、ほりえもんの隠れた報道理念?を掲載しているサイトです。
江川紹子さんHP

確かにかなりめちゃくちゃなこと言ってますね、ほりえもん。
簡単にいえば、「ニュースとは、視聴者の(わかりやすい)ニーズのみを報道するべき」割と好意的に意訳すれば「メディア側の恣意的な報道理念で、報道を取捨選択しない」ということですか・・・
ニーズとは、極端なこといえば視聴者が求めるならば、週間新潮的な弱者いじめ的な記事や、または2ちゃんの腐れスレみたいになっても、報道理念はいらない。いうことか・・・

結論として、ほりえもんの語るのは、「報道理念でなく、経営理念ですね。これは。
ほりえもんもやはり報道を語る資格がないのは、間違いないです。

が、このほりえもん発言を報道しない新聞・TVメディアの体たらくぶりもよく現れている記事だと思います。

やはり、どっちもどっち。両者の偽善を問題にすべきですね。


PS:江川さんのコメントは概ね的確でしたが、朝日の告発記事が勇気ある報道理念に基づいて・・・なんてのは誤った認識。朝日もNHKと同じ。私たちの知る権利を無視した、極端な恣意的視聴者操作。なめてます。視聴者を。


「ナヴイの恋」!!!!

製作: 竹中功/佐々木史朗
監督・脚本: 中江裕司
脚本: 中江素子
撮影: 高間賢治
音楽: マイケル・ナイマン/磯田健一郎
音楽・出演: 登川誠仁
出演: 西田尚美/村上淳/平良とみ/登川誠仁/平良進/アシュレイ・マックアイザック/津波信一/兼島麗子






随分前に見たのですが・・・

泣きました。号泣です。
途中から、ラストまで、よくわからないけど、ボロボロ泣きました。

別に特に悲しいドラマでもなく、どちらかというと、ほんわかしたお伽話のようなストーリーなのに・・・

ストーリーは、平良とみ演じるおばぁが、昔に引き裂かれた恋人と再会し、二人で旅立つまでのラブストーリー。それに孫娘の恋模様もからんできて、ストーリーが展開します。いちようミュージカル仕立てで、お約束の沖縄民謡、さらにアイルランドミュージックなどの音楽が挿入されていきます。

と、簡単なあらすじなんて書いても、この映画の魅力は、きっと伝わらない。

出会いと別れ。海や風。歌や踊り。日常や神話。恋や愛。

きっと沖縄、という場の力。それは「霊場」といってもいいような不思議な力が、この映画を奇跡のような感動に導いている気がします。

大げさだけど、ほんとに、なんでこんなに涙が溢れたのか自分でも分からないのです。

これからも、自分が好きになった人には、この映画を是非見せたいな、と思っています。

そして、そのよさを、説明できない分、感じてくれなきゃ困るなぁ・・・と思っています。

そして、そのよさを、感じてくれたら、ほんとにほんとに、うれしいぞ!・・と思っています。

そんな気分にさせてくれた映画です。






下衆ヤバ夫・・・

ほんと、どーでもいいネタだが、意外と好きな「下衆ヤバ夫」。
シモネタ・エロネタのオンパレードですが、意外と個人的にはほのぼのしてしまいます。まぁ、脳みそ一個もつかわんと見れる感じがよい。

下衆、とはいえ、世の中には、ほんとの下衆がたくさんいるなか、毒気0のかわいらしい下衆さ加減です。

その他のネタも、全編つっこみどころのないコントが展開されていて、そこそこおもろかったです。

とくにオススメしませんが。

フジテレビ水曜深夜0:30頃やっとります。
「RICHARD HALL」

http://www.fujiint.co.jp/RICHARDHALL/

「青い春」 青春映画第2弾!

監督 豊田利晃
製作総指揮 -
原作 松本大洋
脚本 豊田利晃
音楽 -
出演  松田龍平 、新井浩文 、高岡蒼佑 、大柴裕介 、山崎裕太




さて連荘で青春映画を見てしまいました。
趣は少々変わり、こちらは痛い青春、ですね。

原作は松本大洋、音楽がミシェルガンエレファント。監督は「ポルノスター」で、痛い・青い映画はお得意の監督さんです。


若者の理由なき反抗、死への憧れとその裏返しの、生への渇望。
青春期におけるこの種の痛さは、もうすでに定番な感じで、特に大きな発見はない映画でした。

演出的には、スローモーションを多様したカメラワークが印象的。あくまで静的に、「走る・動く・暴れる」彼らを捉えたカメラがクールでかっこよかった。
はるか昔に、石井聰互の「爆裂都市」なんていう青春映画がありましたが、あの当時の青春映画にくらべると、近年の青春映画って、疾走感を描くのってしんどくなったなぁ、と感じてしまいました。
激しいカメラより、スローモーション。動より静。外部より内面。「青春」のエネルギーが、他者に向かって発露・爆発せず、内側に澱のように静かに溜まる。
なんだかこの種の映画は、描き方として、正しいとは思うが・・・
なんだか時代の閉塞感で、息がつまりそうです。お腹いっぱいです。

どうなんだろう?この映画で、今思春期まっさかりの若者は、なんらかのカタルシスを得ることができるのかな?共感なり、嫌悪なり、なんらかの感情をこの作品に抱くことができるのかな?とっくに青春期を通り過ぎた、自分には、もうわかりづらい話しになってしまいました。

ただ、原作者の松本大洋がマンガで描いた、死を予感しながら、屋上の手すりの外側で手をたたく若者たち。その風景は、文字通り、「青い春」を見事に表現した、秀逸なイメージだと思います。余計な蛇足なしに、それだけで青春の気分を表現しています!映画よりマンガに、軍パイは上がる作品でした。

ちなみに、自分にとって青春映画の金字塔は、相米慎二の「台風クラブ」。
澱みと清冽。動と静。死と生。自分が思春期の頃に見て、圧倒的なカタルシスを感じたすんごい作品です。それは、きっと、今の若者にも「有効」な青春映画たるものだと思います。ぜひ、今、青い春のかたがたには見て欲しい1本です。
文字通り、「台風の後の、澄み切った青い空」を見せてくれた映画。さらに、当時の自分の澱んだ狭い「視界」を、思いっきり広げてくれた映画でもあります。まさに、気持ちのいい青春映画!!バンザイ!だ。








下妻物語

監督・脚本: 中島哲也 原作: 嶽本野ばら
出演: 深田恭子/土屋アンナ/宮迫博之/篠原涼子/樹木希林/阿部サダヲ/岡田義徳/小池栄子/矢沢心/生瀬勝久/荒川良々/本田博太郎


ふかきょん、はまり役!の1本でしたね。

「ヤンキー」に「ゴスロリ」・・・
男たちからしたら、「なんでそれ(その格好)なの?」な、いわゆる「男好きのする女」からほど遠いいでたちの彼女ら。それは、女性としては、ある種「負け犬」を自ら?選択した女の子たちなのでしょう(今で言えば、ヤマンバさんたちも同族)。

この映画は、そんな彼女らだからこその、「おバカさ」と、だからこその、計算抜きの「ひたむきさ」を爽やかに描いた青春映画の秀作です。

青春映画の基本は、この「おバカさ」と「ひたむきさ」。これさえ描ければ青春映画は成功なのです。


ちなみに、監督は中島哲也で、もともとはCMディレクター。CMディレクターの作品って、概ね、作りこみ過ぎだったり、デティールにこだわり過ぎだったりで、映画としてはよい意味での「隙間」がなかったり(これって割と重要)していまいちの作品も多いのだが・・・今回は、逆にその作りこみが、漫画的世界を映画世界にうまく翻訳していて、ぴったりはまった感じで楽しめました。


「夏のジャスコ安いもの市」には、わらた。

特に、強い印象を残すものでも、涙する感動作でもないですが、ゆるーくおススメできる映画ですね!

ふかきょんは、ゴスロリ・富豪と、最近ははまり役でよろしいんではないでしょうか。