ネオ・ビジョンかわら板 -15ページ目

似てるなぁ

「かとうあい」と
「あとうかい」

すごいぃ!!100s「OZ」

1.OZ I
2.A
3.B.O.K
4.バーストレイン
5.ここが果てなら
6.なのもとに
7.OZ II
8.(For)Anthem
9.Sonata
10.やさしいライオン
11.Leek Rag's Leek
12.Santa's Helper
13.Honeycom.ware
14.扉の向こうに
15.OZ III
16.光は光
17.いきるもの
18.K-ing
19.またあした
20.バハハイ
21.ハルとフユ



孤高の天才!中村一義のバンド「100式」名義のファーストアルバムです。

このアルバムは個人的には音楽史に残る傑作だと。

構成的には本人いわく「スティービーワンダーのキー・オブ・ライフ」を目指したもの。渋谷陽一いわく「ビートルズのアビーロード」のような作品。
また大げさだなぁ、と思っていたが実際トータルしてこのアルバムを聞いたら、途中で聞くのをやめれない・・・そんな見事なコンセプトアルバムです。まさに上記2枚に匹敵する作品だと感じましたす!

すべての曲が有機的に相関し、どの曲が欠けてもアルバムの魅力が半減してしまうような構成。また、1曲1曲の研ぎ澄まされた、複雑なのに無駄がないメロディーやアレンジ。もちろん以前の作品も練りこまれた楽曲だなぁと思っていたけど、ある意味それがうざい部分もあったのだが、今回はそれがない。

そして非常に観念的に見えて、落ち着くところはごくごくシンプルなメッセージに帰結する歌詞がすばらしい。

「爆音。爆音ゾーンの末、憂いな」「光るその目にジーザス」~honeycom.wareより

「聡明なレスキュー。存命なプラン、尊敬の念を持して握手」
「相対なれ宇宙、相違な僕らなら、そう、互いに握手」  ~A より

そんな感じの、詞だけみたらとこれがどうメロディーにのるんかい!?みたいな観念的な歌詞が見事、曲にはまるそのセンス。

そしてその観念的な詞の連なりから、一気にブレークスルーするかのようなシンプルなメッセージが響く。


「君が望むなら、しな、しな」「君が望むなら、しな、しな」「心、生きるのなら」~honeycom.wareより



「忘れない、を忘れない」「忘れはしない」「た天邪鬼な自分が言った自問を」~いきるもの より


「世界中に想いよ、降れ」「世界中に願いよ、もっと」「世界中に朝日よ、もっと降れ」~光は光 より


詞からも曲からも「思考」があふれ出し(聞くものに思考を要求する!)、それがいつか「想い」となってとめどなくあふれ出す。「思考」と「想い」を同時に表現する難しさを、重厚に、でも軽やかに描き出した傑作。

中村の覚悟は、本気だったなぁ。信じて聞いてきて、よかったなぁ、と思う。
この歌に心動かない、なんてインチキじゃん、と本気で思う。30後半男を、ここまで動かした音楽でした。


PS:アルバム曲中に「BlueHEART」「ハイ←→ロウ」という歌詞がでてきます。中村の歌詞世界の根底には彼らの影響もあるそう。優れた詩人どおしの交流、です。




「シャンドライの恋」

監督)ベルナルド・ベルトルッチ Bernardo Bertolucci
(原作) ジェームス・ラスタン
(音楽) アレッシオ・ブラド Alessio Vlad
(出演) デヴィッド・シューリス David Thewlis
      タンディー・ニュートン Thandie Newton
      シリル・ヌリ






巨匠ベルトリッチの作品です。
なんだかここ最近ヨーロッパ系のラブストーリーの触れ込みの作品は、避けていたというーか、もういいや、的な気分で見てなかったけど・・・
これはよい!というか、全てに無駄がない、小品ともよぶべきお話なのに重厚・・・圧倒されちゃいましたね。

話としてはシンプルにいえば、アフリカ出身の傷ついた女性とイタリア男の恋の話です。ただ、その描きかたがものすごく洗練されています。

オープニングから、いきなりかっこいいす。舞台はアフリカ。老人の歌う魂の咆哮、という感じのアフリカンルーツミュージックを歌う姿。そして場面が一転、クラッシックピアノが流れるイタリアへ。全編通してアフリカとイタリアの伝統音楽が対比として流れているのだが、それが主人公2人の心の葛藤や機微を見事に表現しているのがすごい!
最初そのイタリア男が半分ストーカー気味の情けない男という印象で、気持ち悪!!だったのが、ほんとうにごく自然に感情移入してしまい、途中わたくし、泣けてしまいました!

なんだかうまくいえないが、映像と音楽だけでここまで、男女の移ろいいく心を表現できるなんて・・・素晴らしいです。必見!
ちなみに一番好きなシーンは、イタリア男の自宅でのコンサートシーン。インサートされるひとつひとつのカットが、音楽も含めてすべて印象深い。
特に庭で、自らがピエロのようにふるまいフルーツをお手玉するところ・・・悲しみの深さを、道化を演じることできわだたせた名シーンです。拍手!


PS:音楽は坂本龍一かと思いきや違いました。でもまじぱっと聞いたら龍一そのもの、なんだけどね。

「シルミド」

監督: カン・ウソク 原作: ペク・ドンホ 脚本: キム・ヒジェ 撮影: キム・ソンボク 音楽: チョ・ヨンソク/ハン・ジェグオン 出演: ソル・ギョング/アン・ソンギ/ホ・ジュノ/チョン・ジェヨン











さて前投稿で触れた、問題の北朝鮮からみの映画ですね。

キムイルソン(前北朝鮮将軍さま)の極秘暗殺部隊として育成された、元死刑囚の部隊「シルミド」をめぐるお話(実話)。
かなりめちゃくちゃな人権無視で鍛えぬかれた暗殺部隊が、お互いの友情を育んでいく青春モノみたいなノリで前半は進むのだが、いざ出陣という時に、韓国の対北融和政策により、その部隊そのものの存在が否定され抹殺される命令が下される。後半はその命令に抵抗する部隊や指揮官の悲しい人間模様という展開です。

まぁ、しかし実際にあったお話だけに興味深く見れましたね。後半はちょっとお涙ちょうだいな、冬ソナぽい展開も多かったのは残念でしたが、それを除けばよく出来た映画でしょう。

しかし、正直この暗殺計画が成功していればなぁ・・・としみじみ思いますね。つーか、今のジョンイルくんこそ暗殺してくれよー韓国、ってな感じです。

しかし・・韓国ブームのかたすみで、親日派狩りをしている韓国政府もこれまたなんか信用できません。せっかくよい映画をつくってはいるのに、竹島問題にしろ、韓国のやりくちには、正直むかつきます。

なんだかアメリカ映画や韓国映画に対しては、なにかと素直に楽しめなくなってますね・・・なんかさみしい気分す。

いやだなぁ・・・2

最近やたら朝日新聞が盛り上げている例のNHK政治介入の問題ですが、
かなり気持ち悪いですね。政治介入うんぬんは当たり前だがNHKの体質の問題だが、どちらかというと問題は朝日のスクープのタイミングとその番組内容。あきらかにおかしな女性団体がでっちあげた国際裁判?はかなり国辱的内容で、しかも北朝鮮のスパイ容疑者(もう日本に入国できない人物)が判事に名を連ねていいたその事実。また朝日新聞関係者もその裁判にかかわっていたという事実。どれをとっても北朝鮮寄りの悪しき朝日体質を感じてしまいます。こんないんちき番組で、対北朝鮮強硬派の安部、中川の面々が告発されてしまったら、ほんとやばいす。NHKは国内政治家への日和見体質だが、より深刻なのは朝日ですね。

いやぁ・・・まじでどこぞの総連さんにでも圧力受けてるのでしょうかねぇ朝日さんは。


あとこれは映像制作の末端で働く人間として許せないのが、そのNHKの問題番組を改変した(改変して当たり前ですが・・・)責任が判決で、下請け会社の責任とされてしまったこと。編集権も放映権もNHKがにぎっているのに、実際に取材した下請け会社だけの責任にされ、賠償請求(100万)の判決がでてしまったこと。これは大きな問題です。前の田中真紀子の文春出版差止めの判決にしろ、この国の司法は報道の自由をあまりに軽視しているようです。なんだかこの事件、かなり憂鬱なお話です・・・


ちなみにこの問題を掘り下げているサイトです。見ておきましょう。

いやだなぁ・・・










「香峯子抄 夫・池田大作と歩んだひとすじの道」

ちらちらとネットサーフィンをしていたら・・・こんな本がランキング1位でした。たいさく君の本ですな。

セブン&ワイ
つい最近読んだ「裏のハローワーク」つー本で出版ブローカーの裏話が書いてあって、こういうランキングを集計する為の本屋つーのはあらかじめ情報が裏で流れていて、特にこういうたいさく君関係の本は信者様が大挙してランキングの為に買いに漁るそうですね。さすが結束かたいす(ちなみに上記のランキングは通販かな)。

それで、ランキング好きの人間が売れてるなら買ってみるか、となるのを期待しているらしいですね。まぁたいさくくんは誰もが知ってる人だからだまされる方も少ないと思いますが。

まぁ、感動の夫婦もののようですが、なにいってんだか、です。

刑務所の中

製作・企画: 若杉正明 エグザクティヴプロデューサー: 石川富康/岩城正剛 監督・脚本: 崔洋一 原作: 花輪和一 脚本: 鄭義信/中村義洋 撮影: 浜田毅 美術: 磯見俊裕 照明: 松岡泰彦 録音: 鈴木肇 出演: 山崎努/香川照之/田口トモロヲ/松重豊/村松利史/伊藤洋三郎/斎藤歩/大杉漣/椎名桔平/窪塚洋介



















さて、昨年みたビデオですが、これはよいですねー!
原作を先に読んではいたんですが、その世界観を壊すことなく抑えた演出が秀逸でした。

銃刀法違反で逮捕された漫画家花輪和一の実体験をマンガにした同名作品が原作なんですが、原作自体が物語りらしい物語のないもの。大の大人が刑務所の中で出される食事に一喜一憂したり、「アルフォート(ブルボン)」や「コーラ」など甘いものに恍惚を覚えたり・・・幼児化したような受刑者たちの日常。シャバの世界じゃまさにどーでもいい話をやたら丁寧に描くそのデティールがおもろいマンガだったので、これをどう描くか心配していたのですが。

メイキングも見たのですが、監督いわく、なにか物語りつけるべきか悩んだが、最終的にはあくまで淡々とした作品世界を踏襲したそう。それが功をなした、これぞオフビート、ともよぶべき秀作になっていますね!

ちなみに一番好きなシーンは、刑務所のノー天気な受刑者の中で、一人暗め
に悩む受刑者を見て、山崎努がぽつり・・・

「いいなぁ・・○○くんは。ムショの中で一番好感がもてるなぁ・・・」


最近のセカチューやらイマアイやら、涙モノに辟易してる方は是非見て欲しい作品です。


作品も見てくださいな!
















えー、私、これでも映像業界の片隅で働く者なんですが、現在籍を置くケーブルテレビ局の仕事とは別に、インディーズバンドのPVなんぞをちょこちょこ撮影しております。

その作品をアップしてるサイトがあるので、お暇な方は覗いていって欲しいです。

なにぶん低予算なもので、撮影から編集まで一人でやっていて、撮影もほぼ1日であげております。名前はNEO VISIONで3作品アップしてます。

ブロードスターHP

いちおー昨年の上記サイトのミュージッククリップ部門のコンテストで、1位を争う最終選考までは残った作品(「コーヒーボーイ」つータイトルです)もありますので・・・

いちおー映画作家も志しておりますので、短編映画風のPVが多いです。
よろ。


※写真はPV「コーヒーボーイ」のサムネイルです。

懲りずにミュージシャンベスト10!

①プリンス
②スティービー・ワンダー
③スピッツ
④RCサクセション(清志朗先生)
⑤サニーディサービス
⑥ベック
⑦中村一義
⑧ルー・リード
⑨ストーン・ローゼス
⑩REM

んー、これまたしっくりこんなぁ・・・なぜだろう。
大好きなのは間違いないが。「無人島にもっていく1枚」とおなじくらい
不毛な気分になりますな。
やはりリアルタイムに見たもののコメントでないからですな。
おいおい見た映画・聞いた音楽をアップしていきます。よろしく。

とりあえず好きな映画リストをば

さて、なんだか更新がいっこうに進まぬ当ブログですが、あまりきばらず現時点での私的映画ベストテンの発表を!ちなみに本日をもちまして、私三十うん歳となりましたが、その記念か?これは。

①「時計じかけのオレンジ」
②「パリテキサス」
③「コントラクトキラー」
④「台風クラブ」
⑤「レザボアドッグス」
⑥「明るい未来」
⑦「アンダーグラウンド」
⑧「マトリックス1」
⑨「気狂いピエロ」
⑩「汚れた血」

※順位は適当。あくまでリストです。

んー、書いては見たが、なんだかしっくりこないなぁ・・・
好きは好きなんだが、これでよいのかわしの半生・・・そんな気分になるなぁ。

やっぱりこういうベストテンは、あまり意味ないが。自己紹介がわりですかね。